夏の科学技術館とパレスサイドビル

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仕事で竹橋駅を経由して昭和39年に竣工した科学技術館に向かった。このエリアに建てられた建築にいつも強い魅力を覚える。

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http://blog.livedoor.jp/iwasakiyasushi/archives/51848810.html

パレスサイドビルは、今年で竣工50年を迎えた品性を持ったビルである。都内のビルはどこも高さと容積を競い不動産としての経済効率性しか見て取れない。パレスサイドビルは、毎日新聞社の機能とその経営を支えるテナント数、そして地下の飲食街、地下鉄竹橋駅との直結という極めて簡にして要を得た建築である。建築に経済効率性という名の金儲けの欲が滲んでないから品性を感じるのだろう。そして何よりも様々な箇所に施された意匠、スペイシーな階段に竣工50年を超えてなお畏敬の念を抱く。

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科学技術館に炎天下の中、向かう。六芒星を形どったビルのファサードは子どものころに感じた威光のまま変わりはなく、屈強であるが人の優しさすらを感じさせる。一階の売店にはスマホ顕微鏡、水位の位置で天気が分かるという子どもの科学こころ、というよりオトナの郷愁を刺激するツールが売っている。

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子どものフリーマーケットやワークショップを見る。子どもの力は素晴らしい。いつも子どもを見ると応援したくなる。無心だからだろう。

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帰りに毎日新聞ゆるキャラ「なるほドリ」に出会う。個人的にはこのゆるキャラは大好きだ。中には珍しく女の子が入っていた。暑さに負けず沢山の子どもたちと写真を撮って欲しいと素直に思った。

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皇居、竹橋、九段下、このエリアに行くといつも不思議な力をもらえる。